症状

扁桃腺やリンパ節に潜伏し、増殖して悪さをするウイルスです。夏カゼであるプール熱を発生させるウイルスとしても知られています。主に子供が感染するウイルスで、感染すると、熱・鼻水・のどの痛みなどのいわゆる風邪の症状を引き起こします。39℃台の熱が4-5日続きます。結膜炎を起こして目の充血、かゆみ、目やにが出ます。口の中は写真のように赤く、扁桃腺がはれます。

治療方法

いわゆる風邪の症状と同じで、その病気自体をすぐに治す有効な治療法はありませんので、熱を下げたり、のどの痛みをやわらげる薬を処方します。それらを服用して頂き、治癒を待ちます。二次的にばい菌がつくことがよくあり、抗生剤などを服用していただくことがあります。水分を多くとって、安静にしてください。目の症状は眼科でご相談ください。

気をつけていただきたいこと

飛沫感染(唾液での感染)を起こしますので、感染後は人ごみなどを避け、他人に感染させないようご注意ください。兄弟姉妹に小さなお子様がいる場合は特に感染しやすいので、注意してください。手指の消毒はアルコールではなく、薬用石けんを使ってください。尿、便に1ヶ月ほどウイルスが出てくるので、直接触らないでください。